桂福団治さんが軽妙な語りをまじえて演じています。全編２２分の手話落語

◉ツルの恩返し

優しい漁師の喜六。弓矢で撃たれ、苦しんでいた鶴を助けたところ翌日、夕（ゆう）という美しい女性が嫁入り。しかし、喜六は約束を破って機織（はたおり）の様子をのぞいたため、夕は、嘆き悲しみながら喜六のもとを飛び去りました。助けた動物の恩返しという、物悲しく心あたたまるエピソードを情感たっぷりに。

◉どっこいしょの豆腐（忘れんぼの小僧さん）

山寺の小僧さん。和尚さんから村で豆腐を一丁買ってくるよういいつけられました。物覚えが悪いので和尚さんはちょっと心配でしたが、案の定、道中の小川を「どっこいしょ」と飛び越えたとたん、小僧さんの頭の中で「豆腐」は「どっこいしょ」という妙なものにヘンシン。ユーモア話を軽妙に。

◉鶴亀さん（長い長い名前）

長生きで、強く、たくましく、心優しく、お金持ちに。親の願いをいっぱい込めて「ツルカメツルカメ桃太郎金太郎シャカシャカ長者長十郎福の神一富士二鷹三茄子極楽平和あなかしこポンポコピーポンポコナー」という長い長い名前のついた子がいました。 民話版の「寿限無」を洒脱に